平成25年度「甲斐ある人を知ってるかい?!」について

 平成24年度版の金曜日更新は前回にて終了しました。
 さて、本校では、平成25年度、総合的な学習の時間を一新し「甲斐ある人といわれたいむ」と名づけて展開していきます。ボランティア体験活動や在り方・生き方研究、分野別課題研究等を通して、生徒の主体性を育成し「甲斐ある人」を多く生み出すことを目標に掲げています。また、この時間は、宮城県が推進する「志教育」を強力に実践していく場でもあります。その活動の様子はブログ「日日是好文」にて紹介いたします。
 今後は、本校より「甲斐ある人」を発掘し次第、不定期にて更新していく予定です。よろしくお願いいたします。

第17回 中高生全国防災ミーティングに企画運営で参加

震災での経験、思い、教訓を、共に生きていく同世代、そして次の被災者になるかもしれない次世代へ伝えていかなければならない

全国防災ミーティングの企画・運営に尽力
本校生徒会役員11 名・JRC 3 名計14 名

平成24年度中学生・高校生による全国防災ミーティングin 東北
主催: 独立行政法人国立青少年教育振興機構
期間: 平成24 年12 月22 日(土)~23 日(日)
会場: 国立青少年自然の家

葛岡壮(2年 東松島市立矢本第一中学校出身)

536小中学生の生存率99.8%、奇跡の街・釜石市での出来事や、ほかの地域とどのような意識の違いがあったかというところに重点を置いたお話でした。パネルディスカッションでも、災害時にはどのように動けばいいか、被害を抑えるにはどうしたらいいか、というような意見を様々な観点からお話していただきました。
分科会では、「今、私たちが『話し合うこと』『話し合えること』『話すべきこと』というテーマを掲げ、「震災の経験を伝える」「今必要なものとは」「デマに踊らされないために」「いかにして自分の命を守るか」「災害時に役立った支援とは」という五つの分科会に分かれて話し合いました。
三日目は分科会報告、全体会を行って終わりました。全体会ではこれまでの活動を受けて、血の通った話し合いが交わされました。
私は、初めのうち、被災地の人間の経験、その他の人たちの経験という二つの目線での話し合いになると思っていました。ですが、同じ被災地の人でもそれぞれ経験したことが全然違いました。本当に全く違いました。それは私が最初に驚いたことです。次に驚いたことは、皆違う経験をしているにもかかわらず、口を揃えて絶対に言っていたことがあったのです。
「地震発生から何日か経ったとき、発生して数時間の事態の深刻さを実感できていなかった自分を思い出し、何をしていたのだろう、そんな自分が恥ずかしかったし、腹立たしかった」この言葉が今も頭の中に残っています。
私は地震発生直後何をしていたのだろう、震災のあとで何ができたのだろう、何をすべきだったのだろうと考えるようになりました。その中で気づいたことや後悔もたくさん出てきました。
私はこの震災での経験、思い、教訓を、共に生きていく同世代、そして次の被災者になるかもしれない次世代へ伝えていかなければならないということに、このミーティングを通して気付くことができました。
最後に、このミーティングで採択された、「東北発中学生・高校生による共同防災宣言」を掲げます。

東北発中学生・高校生による共同防災宣言

揺れる大地、迫り来る大きな黒い壁。
一寸先は闇。どんな災害が起こるかもわからない。
一人では打ち勝つことのできない大きな闇に飲み込まれてしまうこともあった。
だが私達はその闇の中
震災の辛さを世界中の人々と共有出来たから
大切な人がそばにいてくれたから
団結・協力し、痛みを分かち合い小さな光を見つけ出すことができた。
今、その小さな光を頼りに暗闇の中を一歩、また一歩と着実に進んでいっている。

同世代、次の世代、千年後のため
一人でも多くの人に地震の恐ろしさを あの惨劇を
風化させることなく知ってもらわなければならない。
すぐには出来ないかも知れない。
しかし一人から二人、二人から四人
親から子へ、子から孫へ
少しずつゆっくりでも伝えていくことができる。
今日私達はその発信者になることができた。

私達はこの先震災の真実 震災での教訓
震災への思いを全国、全世界へと発信していくことを宣言する。

WE WILL CHANGE!!

2012年12月23日

第16回 弓道男子第31回全国高等学校弓道選抜大会出場

色々な人に支えられて弓道ができているのだと改めて感じた

阿部優汰(2年 石巻市立稲井中学校出身)

私は、第31回全国高等学校弓道選抜大会に出場しました。今年の大会は、東北大会の前に全国大会が開催されるという去年とは違うものでした。私は、地区大会では団体1位、個人4位という結果でしたが、県大会では団体、個人ともに優勝という結果を残し、憧れていた全国大会へ出場することができました。しかし、全国大会というものはとても厳しいものです。県大会終了後、全国大会までは、1ヶ月しか練習する期間がなく、その中で調整するのはとても難しかったです。しかも、その1か月の間には学校のテストもあったため、2週間練習をすることができませんでした。少ない練習日数で、大会で良い結果を出せるようにと思い少ない練習日を大切にし、集中して取り組みました。しかし、大会が近くなると、緊張から来る不安がありました。私は、県外の大会に出場するのは初めてでした。県大会は弓道場で行いましたが、全国大会は体育館に特設の弓道場を作って行います。そのような違いもあり、県大会とは違う緊張感がありましたが、試合前日の公開練習ではいつも通りにすることができ、少し安心しました。大会1日目は、個人戦がありました。四射一回で三中以上の的中で準決勝に進出できます。その日は練習通りにでき、私はなんとか三中し、準決勝に進出することができました。2日目は、団体の予選と個人の準決勝と決勝がありました。団体は3人で行います。私は前日に個人戦の予選があったため、2日目はそれほど緊張することなくできましたが、団体戦はあと一歩及ばず予選を通過することができませんでした。しかし、私にはまだ個人戦がありました。個人戦の準決勝では、1日目の予選よりも良い結果を出すことができ、決勝に進出することができました。私は決勝まで行けるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです。しかし、決勝はそんなに簡単なものではありませんでした。決勝には全国から出場した98人中28人が残り、その人たちで射詰競技を行いました。射詰競技というのは、一射ずつ矢を放ち、的に的中しなかった人は除かれ、的中した人は次の一射を行い、最終的に残った人が勝ちとなるものです。私は最初の一射で的中しなかったため、残ることができませんでした。決勝の5射目以降は、的が小さくなっていきます。残った人は精神面でも強いのだと思います。私は技術的にも精神面でもまだまだだと感じました。今回、全国レベルの大会に出場し、石巻地区や宮城県の大会とは違う雰囲気を味わうことができたので、これからの弓道に役立てていこうと思いました。私がこの大会に出場できたのも、顧問の先生方や弓道部の先輩や仲間、そして家族の協力のおかげだと思っています。色々な人に支えられて弓道ができているのだと改めて感じました。これから先も弓道を通して、身体と心が強くなれるように頑張っていきたいと思います。今回は、団体の4人で全国大会に行くことができました。個人戦で不安になったとき、仲間の存在がとてもありがたかったです。これからも仲間を大切にしていきたいと思います。また、支えていただいている人たちと応援してくださっている人たちに感謝の心を忘れずに日々過ごしていきたいと思います。今回の大会で経験したことを生かし、インターハイ出場を目指して練習を頑張っていきたいと思います。