第3回 行方不明者発見に貢献

行方不明者発見に貢献、警察から感謝状

人助けは、相手も嬉しくなるし、自分も気持ちが良くなる

岡村奈々美(1年 涌谷中出身)
 私はこの夏、人助けをしたということで遠田警察署から感謝状をいただきました。
担任の先生からこの話を聞いたときは、何か大事になってしまったなと思っていたのですが、実際にもらった時は嬉しく思いました。
 なぜ今回このような感謝状をもらうことになったのかというと。友達の家からの帰り道、道路脇におばあさんが立っていて、その前を通った時に「この辺タクシー来ないね」と話しかけられたのです。私は「そうですね。どこに行きたいんですか?」と聞いたところ、「おじさんの見舞いに古川に行きたいんだ」と言っていたので、以前タクシー会社があったところに連れて行こうとしたのですが、たまたまタクシーが通りかかりそれに乗せてあげました。
 私は帰宅後に「行方不明のおばあさんがいるみたいだよ」と聞いたので、もしかしたらと思い、警察に電話をしてみました。おばあさんの特徴について確認し、こちらでも説明したところ、やはりあのおばあさんが行方不明のおばあさんだったらしかったのです。
 警察では、私からの情報をもとにタクシー会社の情報とつきあわせて捜索したところ、その後古川で無事に保護されたということでした。早く見つけることができて良かったと安心しました。実は、以前にも行方不明の男の子を発見したことがありました。その時は、家族の方がすごく喜んでいるのを見て、人助けをすることは大切なことだなと思いました。
 今回は、家族の方と会うことはなかったのですが、警察の方がすごく喜んでいました。私は人助けをすることは大切であり、相手も嬉しくなるし、自分も気持ちが良くなるので、これからも困っている人がいたら積極的に声をかけて、自分ができる範囲で人助けをしていきたいと思います。みなさんも人助けをして損をすることなんてないので、困っている人がいたら積極的に人助けをして欲しいと思います。

第2回 東北の復興のあり方について提言

東北の復興について提言しました!

ビヨンドトゥモロー「東北未来リーダーズサミット2012」
岡田沙織さん( 3 年山下中出身)
小野竜志さん( 2 年鳴瀬二中出身)

ビヨンドトゥモローは、第二回開催となる東北のリーダーシッププログラム「東北未来リーダーズサミット2012」を開催しました。
本サミットは、東日本大震災により被災し、困難な状況を経験しながらも、グローバルな視野を持ち国内外で活躍する志をもつ若者を対象としています。書類選考により選ばれた60 名の高校生と、自らも東日本大震災を岩手・宮城・福島のいずれかの県で体験し、ビヨンドトゥモローの活動に継続的に参加して、未来へ向かいそれぞれの社会的アクションを起こしている15 名の大学生が、様々な領域で活躍するリーダーたちによるアドバイスの下、東北の復興のあり方について、グループ毎に提言をまとめました。震災・津波という困難を経験したからこそ、他者への共感をもって広い社会のために行動を起こすことができる人材が出てくるという信念のもとに、このサミットでは参加学生が、逆境を乗り越えて果たすべき社会的な役割について考え、アクションに移すきっかけを提供しました。
ビヨンドトゥモロー東北未来リーダーズサミット2012 Web ページより

チャレンジしよう、後悔しない道を選ぼう。

岡田沙織( 3年石巻市立山下中学校出身)
私は、10 月12 日から14 日にかけて行われた東北未来リーダーズサミットに参加してきました。期間中多方面で活躍されているリーダーの方々のお話を聞き、同世代と本気で話し合えたことは、私にとってとても刺激になり、これから前向きにチャレンジしていこうと考えるきっかけとなりました。
今回のサミットでは「東北の未来への提言」を策定するということで、高校生60 名、大学生15 名がいくつかのグループに分かれて提言をまとめました。最終的に各グループが「政党」となり、「マニフェスト・公約」をもとにしてプレゼンテーションを行うのです。
話し合いの前に、体験共有が設けられました。父親を亡くした人、遺体安置場を何カ所もまわって家族を探した人、自分が生き残るために目の前で助けを求める母親を見捨てなければならなかった人…
驚きでした。なぜこんなに強くいられるのだろう、強くならないと生きていけなかったのだろう…
みんな笑顔をつくっていました。その中でも特に自分も一歩踏み出さなければと思わされたスピーチがありました。
彼女は、6 人家族でした。今は彼女だけです。津波によって家、家族すべてを失いました。瓦礫の山を家族を探して歩き続け、ようやく見つけた祖母は変わり果てた姿だったそうです。彼女は、こう言います。
「くやしいです、かわいそうだと思われることが」と。
そして「チャンスは誰にでもあるわけではありません。けれど、私はたくさんの人と出逢いチャンスに恵まれました」と続けました。彼女は、将来恩返しとして、国際ボランティアに取り組みたいと言いました。私は、自分も動き出さなくてはならない。何かはじめなくてはいけないと、強く感じました。
私には何ができるのだろうか。
この問いに対する答えは、様々な領域で活躍されるリーダーたちとの対話から自然と見えてきたように感じます。「若者の力は大きい。若者は原動力となる。これは経済の理屈を超えた力を発揮する」小さな事象を積み重ねることで大きな結果となる。私は、今思い描いている夢を持ちつづけたいと思います。
サミットに参加したことで、私は、チャレンジしよう、後悔しない道を選ぼうと考えるようになりま
した。今生きていることに感謝し、全力で前に進んでいきます。

私たちが日本のために力を尽くす。

小野竜志( 2年東松島市立鳴瀬第二中学校出身)
私は、今回、ビヨンドトゥモロー東北未来リーダーズサミット2012 に参加してきました。なぜ私がこのサミットに応募したのかというと、選ばれた被災地の高校生が一同に会して一つの目標に向かって話し合いを進めるということに強い関心があったからです。自分の意見をしっかりと持ち、なおかつそれを相手に伝わりやすく表現しなければならない。その経験は、生徒会副会長である私にとっては今後の生徒会活動を活性化させていくうえで、また、大学進学等おいて必ずや生かせると考えたのでした。初日は、仙台駅16:45 集合。そこには、宮城県各地の高校生が集まっていました。その後、新幹線で大宮まで行きました。そこからは、岩手県や福島県の高校生の人たちと合流し、今回の会場である国立オリンピックセンターに到着。会場に着いてからは、最初に10 班に振り分けられ自己紹介等がなされました。私は4 班で、人数は私を含めて6 名、また、3 日間チームリーダーとして班を引っ張ってくれる女子大生がついてくれました。初日は、班のメンバーとコミュニケーションをとるための班対抗クイズ大会等を行い、活動を終えました。2日目、まず、6:20 に全員で会場の中庭に集合し、原宿にあるEggs’n Things という店まで移動して朝食のパンケーキやオムレツ等を食べました。そこでは、朝食セッションゲストという形で、特定非営利活動法人東日本大震災こども未来基金理事長の高成田享氏と、参議院議員でタリーズコーヒージャパン創業者の松田公太氏も来てくださいました。朝食後は、会場に戻り、概要について説明をうけ、今回の企画のテーマソングであるいきものがかりの「ハジマリノウタ~遠い空澄んで~」の合唱練習。
そして、午前10 時、本サミットの要の部分である課題発表がはじまりました。それは、班ごとに東北の復興に向けての政策を考え、それを選挙のようにしてどの班が最もよい政策を考えたかを競う、というものです。そこには、ルールや投票の基準も決められてありました。まず、政党の名前をつくり、コンセプトを一言で述べるということ。また、具体的な事例を明確に示し、果たす公約(マニフェスト)を具体的に決めること。これらが最低限のルールとして定められました。さらに、投票の基準としては、現地のニーズ、高校生としてのオリジナリティ、具体性、実現可能性、中長期のインパクト、プレゼンテーションの良し悪し等が挙げられました。
プレゼンテーションの準備段階では、班ごとに提言アドバイザーの方にお越しいただきました。私の班には、ビヨンドトゥモローの発起人でもある株式会社プロノバ代表取締役CEO の岡島悦子氏、株式会社ウィル・シールドファウンダー兼取締役会長の船橋力氏のお二人に入っていただきました。
まず、班内のメンバーによる被災体験共有のための時間が設定され、それらの話をもとに今被災地では何が問題となっているのかをまとめ、テーマにそって考えていくことにしました。テーマというのは、選挙でいう選挙区のようなもので、私の班の「選挙区」は、「世界に誇れる防災、安全な町づくり」というものでした。そして、話し合いを重ねた結果、福島県の原発の影響で学校の生徒数が減少していること、メディアやマスコミによる風評被害、放射能の除染方法、若い人たちが町外に出て行ってしまい人で不足になっていること、等の問題点が挙げられました。
次に、テーマにそった内容の研究をしている方々にインタビューをしました。私のグループでは、独立行政法人水資源機構監査室長の西川智氏にお越しいただいてインタビューを行いました。防災対策の成功した事例と、戻ってきたい町をつくる方法について訊いたところ、「宮城県の防災対策、特に地震対策は成功している」「戻ってきたい町にするにはその町における雇用や、目的となるものがあるかどうかが大切だ」というお答えをいただきました。そして、西川氏へのインタビューを参考に話し合ったところ、学校での避難訓練、津波に対する誤解、震災直後の情報収集方法等が具体的な問題として浮上してきました。
夕食は、ウェルカムディナーということで、駐日米国大使であるジョン・V・ルース氏や提言アドバイザーの方々と一緒に食事をとりました。ルース氏は各班のテーブルを一つ一つまわられて、一人ひとりと握手やハグを交わされていました。
夕食後、班のみんなと集まって話し合いをしている中で、防災対策には、自分たちにとって一番近い避難所とそこに行くための経路を知ることが大切という話になり、そこから、防災意識を高めるための「防災ツアー」というものを開催する案が生まれました。それは、地域の人々に最寄りの避難所とそこに行くための正確な経路を把握してもらうために、地域の人たちを中心に定期的かつ長期的なスパンで行うもので、避難経路の途中で地震や津波に関するクイズを数カ所で実施し、正解すれば防災グッズをもらえるというツアー形式にするということでまとまりました。また、最終地点となる避難所では、防災に関するDVD を鑑賞したり、炊き出し体験をしてもらったりすることに。話し合いは深夜にまで及びました。
最終日となる3日目は、丸の内にあるビルで前日に話し合ったものをプレゼンテーションして、どの案が最も東北復興にふさわしいかを選挙で決めます。限られた時間の中で各界の方々に向けて、自分が伝えようとしていたものをきちんと伝えることができて、充実感がありました。結果的には、私たちの班は10 班中3 位となりました。
私は、今回のサミットへの参加を通して、今の私たちの生活というものがさまざまな方々によって支えられて成り立っているということを実感しました。そして、高校生のみんなと協力することでこんなにも完成度の高い案が生まれるということに驚きました。提言アドバイザーの方がおっしゃっていたのですが、これからは私たちのような若い人材こそが日本のために力を尽くしていかなくてはならないと思いました。
最後に、このサミットを開催してくださった方々、スタッフのみなさんに心から感謝します。
そして、またこのような機会があれば是非参加してみたいと思いました。

第1回 台湾で世界規模のボランティアを体験

高校生リーダーシップ会議&Walk for Water 2012 に参加

茂木 智花(2年 河北中出身)菅原万里奈(2年 飯野川中出身)
田中 千智(2年 涌谷中出身)菅野 海咲(1年 住吉中出身)

台湾に世界中から高校生が集まり、「地球規模の視野をもって、それぞれの地域で活躍する」をテーマに様々な活動を行う、「高校生リーダーシップ会議& Walk for Water 2012 」(日程:10 月24 日~28 日主催:台湾国立彰化高級中等学校図書館)に、本校から4名の生徒が参加しました(昨年度3名参加)。水を必要とするアフリカの国のための募金活動、テーマについてのプレゼンテーション・スピーチ等を行いました。

Walk for Water 2012 に参加して

茂木智花(2年石巻市立河北中学校出身)
 みなさんはスワジランドという国を知っていますか? 私は今回の活動に参加するまで聞いたこともありませんでした。スワジランドとはアフリカ大陸の南に位置する小さな国です。スワジランドには、エイズで親を亡くし、自分もエイズに感染している子供もたくさんいます。平均寿命も32 歳ととても短いのです。ところが、そのようなスワジランドを救おうと立ち上がった人がいます。その方は、今回の募金活動にも参加し、自分自身もスワジランドに住み、エイズ孤児であった子供を12 人育てています。講演ではこう言っていました。「水がなければ何も出来ない」と。水がなければ、作物を育てること、環境を整えること、生計を立てることも出来ません。だからこそ、今回、水のために歩いて行う募金活動”Walk for Water” が台湾で行われたのです。
 
私が今回、この活動に参加しようと思ったのは、震災の時、世界中の人々に助けていただいたからです。私たちは被災者として、全国や世界中の人々に支援していただき、たくさんの愛をもらいました。ですから、今度は、自分が誰かの力になりたいと思い、参加しました。
今回の活動には台湾をはじめ、アメリカ、カナダ、日本の高校生が集まり、交流し、ともに募金活動を行うことで、多くのことを学び、感じ、得て、与えることができました。プレゼンテーションでは、自分が思うボランティアや、スワジランドについて発表し合いました。意見を交換することで、自分のボランティアに対する考えを深め、スワジランドの現状についても知ることができました。日本人だけでなく、他国の高校生のプレゼンテーションを見ることで考える幅も広げられたと思います。私たちは被災地の代表として発表したので、今の被災地の状況や必要とされていることを多くの人に伝えることができました。そして、私たちのプレゼンテーションを見て、「被災地の人たちの生の意見を聞くことができて良かった。」と言ってもらえ、さらに、多くの方々が被災地のことを応援してくれていることを知って、嬉しかったです。

546 募金活動では、台湾の方々の心の暖かさや優しさにたくさん触れ合うことができました。
募金活動は10 人ほどのチームを組んで行動しましたが、私のチームは日本人が私だけでした。しかし、チームメイトはみなとても親切で、たくさん会話することができ、国境を越えた大切な仲間、友達を作ることができました。また、募金活動はとても大変で、どんなに歩いても一人も人がいない時もありました。しかし、募金をしてくださる人はたくさんいました。宝くじを山ほど募金してくれる方、日本語で「頑張って」と励ましてくれる方もいました。小さな子供がコインを握りしめて、私のところまで募金しに来てくれました。募金をしてもらえた時の感動、笑顔、人のあたたかさは今でも忘れることができません。
誰かのために行動することが自分の心を豊かにしてくれることに気付くことができました。たくさんの人に支えられて生きていること、かけがえのない仲間がいることをあらためて知りました。
私は今回、この活動に参加する前まではボランティアは難しいことと感じていました。しかし、今回の活動を経験して、はじめようとする気持ちと行動力さえあれば、私たちでもできることがたくさんあるということに気付けました。どんなに小さなことでも、実際に行動に移すことが大切で、意味があるのだと知りました。一人だけでははじめることは難しいのかもしれません。けれども、仲間と協力して行うことで小さなことから大きな活動へと変化し、人の心を動かし、誰かを助けることができるのだと思います。今回の活動を経験だけでなく、これからに生かしていきたいです。
 

続きを読む →