第16回 弓道男子第31回全国高等学校弓道選抜大会出場

色々な人に支えられて弓道ができているのだと改めて感じた

阿部優汰(2年 石巻市立稲井中学校出身)

私は、第31回全国高等学校弓道選抜大会に出場しました。今年の大会は、東北大会の前に全国大会が開催されるという去年とは違うものでした。私は、地区大会では団体1位、個人4位という結果でしたが、県大会では団体、個人ともに優勝という結果を残し、憧れていた全国大会へ出場することができました。しかし、全国大会というものはとても厳しいものです。県大会終了後、全国大会までは、1ヶ月しか練習する期間がなく、その中で調整するのはとても難しかったです。しかも、その1か月の間には学校のテストもあったため、2週間練習をすることができませんでした。少ない練習日数で、大会で良い結果を出せるようにと思い少ない練習日を大切にし、集中して取り組みました。しかし、大会が近くなると、緊張から来る不安がありました。私は、県外の大会に出場するのは初めてでした。県大会は弓道場で行いましたが、全国大会は体育館に特設の弓道場を作って行います。そのような違いもあり、県大会とは違う緊張感がありましたが、試合前日の公開練習ではいつも通りにすることができ、少し安心しました。大会1日目は、個人戦がありました。四射一回で三中以上の的中で準決勝に進出できます。その日は練習通りにでき、私はなんとか三中し、準決勝に進出することができました。2日目は、団体の予選と個人の準決勝と決勝がありました。団体は3人で行います。私は前日に個人戦の予選があったため、2日目はそれほど緊張することなくできましたが、団体戦はあと一歩及ばず予選を通過することができませんでした。しかし、私にはまだ個人戦がありました。個人戦の準決勝では、1日目の予選よりも良い結果を出すことができ、決勝に進出することができました。私は決勝まで行けるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです。しかし、決勝はそんなに簡単なものではありませんでした。決勝には全国から出場した98人中28人が残り、その人たちで射詰競技を行いました。射詰競技というのは、一射ずつ矢を放ち、的に的中しなかった人は除かれ、的中した人は次の一射を行い、最終的に残った人が勝ちとなるものです。私は最初の一射で的中しなかったため、残ることができませんでした。決勝の5射目以降は、的が小さくなっていきます。残った人は精神面でも強いのだと思います。私は技術的にも精神面でもまだまだだと感じました。今回、全国レベルの大会に出場し、石巻地区や宮城県の大会とは違う雰囲気を味わうことができたので、これからの弓道に役立てていこうと思いました。私がこの大会に出場できたのも、顧問の先生方や弓道部の先輩や仲間、そして家族の協力のおかげだと思っています。色々な人に支えられて弓道ができているのだと改めて感じました。これから先も弓道を通して、身体と心が強くなれるように頑張っていきたいと思います。今回は、団体の4人で全国大会に行くことができました。個人戦で不安になったとき、仲間の存在がとてもありがたかったです。これからも仲間を大切にしていきたいと思います。また、支えていただいている人たちと応援してくださっている人たちに感謝の心を忘れずに日々過ごしていきたいと思います。今回の大会で経験したことを生かし、インターハイ出場を目指して練習を頑張っていきたいと思います。

第15回 弓道男子団体県新人大会優勝

相手がどんなに強くてもやることは同じ、動かない的を狙って中てること

岡直樹(2年 石巻市立稲井中学校出身)

私たち好文館弓道部は今回の県新人大会で男子団体優勝、男子個人優勝など素晴らしい結果を残すことができました。
今回、女子団体は予選敗退という悔しい結果でした。
好文館はもともと女子校であったので、女子が活躍できなかったことがなおさら悔しく思います。女子のメンバーは実力のある人たちばかりなので、もっとたくさん練習してひとつにまとまり、これからの大会で活躍してくれると信じています。大会で男子団体は優勝しましたが、このことは男子の歴史が浅い好文館高校弓道部で初めての快挙でした。それが私にはとても大きなものを勝ち取ったという達成感を一層強めています。
私たちが大会で優勝できたことは、もちろん日々の練習を一生懸命取り組んだ選手たちの努力の賜物ですが、私たちを支えてくれたたくさんの人達の協力があってこそのことだと思います。毎日、優しく指導してくださった先輩たち。忙しい中、弓道場に愛を運んで指導してくれた遠藤広太郎先生と齋藤竹彦先生。朝早く起きてご飯を作ってくれて、送迎をしてくれた家族。私たちのために朝早く学校を開けてくれた警備員さん。その他にもたくさんの人の協力があり、優勝という素晴らしい結果を残すことができました。
本当にありがとうございました。
今回の大会で学んだことは「気持ちで負けたら試合も負ける」ということです。相手がどんなに強い高校だとしてもやることは同じで、動かない的を狙って中てることです。最初から弱気にならず、強気で自信を持って引くことが自分に勝つということに繋がり、自分に勝つということが、試合に勝つことにつながっているのです。どんなに辛い状況でも決して諦めないチームに幸運の女神が舞い降りて来るそうですが、それは本当だと思います。決勝に残ったチームのほとんどに予選の的中数が負けていた私たちは、ギリギリで決勝に残ることができました。
実力では負けていたかもしれませんが、気持ちで負けていなかった好文館は次々に勝って優勝することができました。本当に幸運の女神が舞い降りてきたような感じでした。今回の優勝で私たちは全国大会と東日本大会への切符を手にすることができました。この全国大会に出場できるのは宮城県で好文館ただ一校です。その他の負けていった学校の分も背負って自信を持って大会に臨みたいと思います。
緊張で焦って的を外し、後悔するような射は絶対にしません。宮城県代表として全国大会優勝を本気で狙って頑張ってくるので、応援よろしくお願いします。

第14回 SAROMA ENGLISH WORKSHOPに参加

SAROMA ENGLISH WORKSHOP
北海道からのエンパワーメントと被災地復興支援
被災地の高校生たちにエールを送る・・・留学支援を視野に入れた夏季講習:英語特別強化集中コース
主催: (株)ディプロマット& サロマ倶楽部(青少年国際交流ボランティア事務所)
後援: 鳩山友愛塾(案)
対象: 被災地の高校1-2年在学中で優秀な英語能力を有する者
期間: 2012 年8 月19 日-26 日
場所: 北海道常呂少年自然の家
内容: オリエンテーション・集中講義・エコツアー・シンポジウム

失敗を恐れず積極的に挑戦することは、自分の成長を引き出してくれるものだ

宮田千穂(2年 石巻市立青葉中学校出身)
8月19日から26日までの一週間、私は北海道に夏期英語研修に行ってきました。この企画は、サロマ倶楽部の方々をはじめ、難民を助ける会、海外ボランティアの協力のもと、被災地の高校である岩手、福島、宮城に住む1・2年在学中の者を対象として行われました。難民を助ける会とは、AAR Japan認定のNPO法人で、「緊急支援」「障害者支援」「地雷・不発弾対策」「感染症対策」「啓発」を5本の柱に活動している団体です。これまでにアジアやアフリカ、旧ユーゴスラビアなど55を超える国や地域で支援を実施されてきたそうです。この合宿にかかる多額の費用は、すべて主催者側が援助してくださり、岩手からは女子3名、福島からは男子1名と女子3名、宮城からは私を含め女子4名の合計11名が参加しました。英語力を特別に強化する集中コースであり、プログラムの重点強化は国際交流で、留学生活に対応できる基礎英語力の涵養と実践英会話でした。先生からの薦めがあり、私はこの英語合宿に参加することとなりました。しかし、私はそれといって英語が得意というわけでもなく、どちらかというと苦手な方でしたので、この合宿の対象者が、優秀な英語能力を有する者とのことだったのが一番気がかりでした。そのうえ、知っている人が誰もいない中で、一週間の英語漬けに対して耐えることが出来るのか非常に不安で、そんな気持ちを抱えながら合宿が始まりました。
 仙台空港に集合し、初めての飛行機に乗って北海道へ向かいました。北海道に到着してからはバスでの移動となり、宿泊施設となる少年自然の家までは約6時間もバスに揺られ続けました。初日は移動のみで終わり、一週間共に活動することになるウイルハイトさん一家と顔合わせし、カレーをごちそうになりました。ウイルハイトさん一家は、アメリカ出身の方々で、現在は北海道に在住しています。子供が9人もおり、マラカイ、タイタス、マイカ、ジョサイア、ノエル、ノア、ナタナエル、イザイア、グレースと女の子1人に対して男の子が8人と、みんなとても元気で人懐こく、とても可愛かったです。徐々に会話の中に英語が使われ始め、不安が募りました。女子全員が同じ合同部屋だったため、個人のスペースというのが全くなく、唯一あるとすれば自分のベッドスペースくらいでした。合宿2日目、この日から授業が始まりました。合宿施設なので朝食、昼食、夕食の時間は決まっていて、入浴時間、消灯時間もすべて決まっていました。他にも清掃の仕方や様々なルールがさだめられてあり、自由というものが制御される毎日でした。
授業は午前と午後に分かれていて、午前は9時から正午まで、1時間くらいのお昼休憩をはさみ、午後は1時半から夕方6時を目安に、時間をいっぱいまで使う日もあれば、早く終わる日もありました。初回の授業は恒例の自己紹介、もちろん日本語で話すということはなく、英語に自信のない私は、それが声量にも繋がってしまいました。無事終えることは出来たものの、他のみんなの発音や文章力には圧倒されました。思っていた以上に授業のレベルは高く、授業の中で日本語が使われることはありませんでした。説明も質問もすべて英語、聞き慣れない英会話に私は困惑し、先生の話を聞くことだけで精一杯なのに、さらにその話の意味を理解するなんて、私にとってはとても難易度が高いものでした。質問されてもなかなか答えることが出来ず笑ってごまかしている自分の英語力が、周りに比べてあまりにも低いことを思い知らされました。
午後の授業では、「サウンド・オブ・ミュージック」という洋画のDVDを鑑賞しました。授業とはいえ、講義ではないことにほっとしたのもつかの間、日本語の字幕がなければ音声も英語、日本人が話す英語ともまた違って、聞き取ることだけでも容易なものではありませんでした。長時間にわたりDVDを見終えたかと思えば、次は感想を書く指示がありました。それもまた英語で書かなければいけなく、感想を書きやすくなるように構成というものをアドバイスしてもらったものの、全部が英語のDVDを理解することが出来なかったうえに、サウンド・オブ・ミュージックを今までに見たことがなかったので、内容を全く把握できませんでした。
そのために、何を書いたらいいのか呆気にとられ、明日までの宿題となってしまった感想文を仕上げるのに、その夜は寝ないで頑張りました。授業の不安が募る一方で、先生と個人が一対一で話す時間というものを設けられました。そこでもまた英語で質問され、答えることができなかった私は、募りに募った不安が一気に涙として溢れてしまいました。初日の授業からついて行くことが出来ず、残りの日数を乗り越えていける自信というものが全くありませんでした。「わからないことはわからない」と決め付けてしまい、語彙力もなかった私は話を傾けることでいっぱいいっぱいでした。そんな中で、一週間過ごすことになった仲間たちとすぐに打ち解け合うことができたのは大きな救いでした。
合宿3日目、この日は早朝にみんなで散歩をしました。宿舎の目の前にはサロマ湖という大きな湖があり、朝日で輝いているサロマ湖はとても綺麗でした。写真をたくさん撮り合い、思い出を形として残しました。その後、前日に鑑賞したDVDの感想発表から授業は始まりました。やはり、内容を理解できていた人は、感想文の中身も濃いものとなっていて、同じ高校生としてただただ感心するばかりでした。思ったことを述べるだけなのにこんなにも難しいと感じてしまうほどでした。ウイルハイトさん一家の子供たちも一緒に授業を受ける日がありました。小さな子供とはいえ、英語で会話をするのは当たり前のこと、子供たちに話しかけられても思うように返答することが出来ないこともあり、その時は本当に悔しかったです。
みんなは積極的に自分から子供と触れ合おうとしていましたが、自信のない私はなかなか自分から話しかけに行くことが出来ませんでした。それでも子供たちは私の名前を覚えて、クッキーをくれたのが嬉しかったです。小さな子供たちから学ばせられることも多くありました。午後の授業は、新聞記事を使っての質問の時間にあたりました。やはり英語は目で見て覚えるのは難しいものなので、聞いたり、声に出して音読したりなど、イディオムを体にしみ付け体で覚えることが大切なことでした。わからなくても映像は英語で見るようにし、好きな俳優が出演しているものを見るのも良し。
聞いた経験がないから聞かれても答えられないのだから、少しずつ英語を身近なものとして取り扱っていくことが英語の学力の上達につながっていくと思いました。その日は、授業が早く終わったのでみんなで散歩に出かけ、宿舎に戻ってきてからは体育館で体を動かして遊びました。日を重ねることにみんなとの親交も深まっていき、これが自分を頑張ろうと思わせる源となりました。
その日の夜に、海外ボランティアであるシンガポールの方々が到着しました。シンガポールの方々は、私たちに英語を教えに来てくれただけでなく、自分たちも日本語を勉強するためにやって来たのでした。合宿4日目、この日から3日間、難民を助ける会の引率スタッフである方と朝にジョギングをしました。北海道の朝はジョギングするのにちょうど良い気温で清々しかったです。昨夜到着したシンガポールの方々も加わっての授業が始まりました。体育館で4~5人をひとつのグループとして、シンガポールの方々と質疑応答をしあいました。お互い自己紹介をした後に、質問を投げかけ合い、自分が話すときには相手に伝わるように一生懸命ジェスチャーも加えながら表現しました。相手の話を聞くときには、相手の話に耳を傾け、キーワードとなるような単語や自分が知っている単語から文脈を理解するように努めました。
シンガポールの方々は思った以上に日本語が上手で、私も英語を頑張らなければいけないと思いました。伝えたいことが日本語では頭の中に浮かんでいても、それをどう英語で伝えたらいいのかわからないがために答えに詰まってしまうことが多々ありました。「正しい文」ということにこだわりすぎているからなかなか出てこないのであり、大切なのは相手に伝えること。
まずは、どんな形でも相手に伝えるという気持ちを持つことが必要だと感じました。グループの中の友達にはとても助けられ、そんな友達の姿から英語の力を付けたいという気持ちが増しました。シンガポールの方々と食事をした際に、箸の使い方が上手だったことには驚きました。また、スプーンとフォークを組み合わせて食事をしている姿はめずらしい光景でした。午後は船に乗って、サロマ湖とオホーツク海を堪能してきました。授業続きだったために気分転換をするのにはふさわしく、北海道の自然に触れながら楽しむことができました。船の先端は、潮風がとても冷たくて気持ちよく、眺めも最高でした。北海道の海はとても綺麗で、海底が透き通って見えるほどでした。漁師さんがホタテを取ってくださり、海の上で食べるとりたての生のホタテは甘みがあり、今まで食べたホタテの中で一番の美味しさでした。
宿舎に戻ってきてからは、船に乗ったことについての感想を発表し合いました。合宿5日目、午前の授業は2つのグループに分かれて発音の練習や互の発音をリレー通訳するという日英双方の取り組みをし、情報を理解してまとめる練習、英文法の基礎の間違えやすい表現の改善として、例文を作って理解するという取り組みをしました。文を作るにも内容を理解するにも必要となってくるのは単語の知識であり、どれだけ単語を知っているかが、英語に取り組む際に大きく左右してくるのだと思いました。その時その時、初めて聞いた単語や覚えておいたほうが今後役立つであろうと思われる単語には印を付け、知識を高めようと自ら取り組みました。少しずつではありますが英語を使って生活する日々にも慣れ始め、友達との普段の会話にも英語が使われるほどにまでなりました。そのせいもあり、以前よりは授業に対する姿勢が前向きなものへと変わってきました。
午後は、シンガポールの方々によるプレゼンテーションで、パネルディスカッションがありました。シンガポールの街並みや食べ物、自分たちの通っている学校などのパネルを表示していて、初めて見る写真の数々に興味が示されました。全てを理解することは難しかったけれど、発表の中で使われていたキーワードや知っている単語をもとに理解しようとしました。他の国の人に日本のこと、自分のことなどを発表する機会があったら参考にしたいと思いました。その後に私たちがやるべき課題というものが提示され、それはテーマ別に短いスピーチプレゼンを行うとのことでした。時間の目安は2~5分、テーマは「私の最も幸せな瞬間」「私の一番好きな本」「もし世界を変えることができるなら、私がしようと思うこと」「私の一番の友達」の4つが掲げられ、この中からテーマとするものを選択しました。プレゼンテーションするうえでの文章構成は、何についての発表か、その理由や説明、それらをふまえて最後にまとめる、といったように3~4部構成を基本に考えると作りやすいとのことでした。話をする側が理解していても、大事なのは聴衆に伝わっているかどうか。そのためにも簡単な紹介から入って結論まで持っていくというようなわかりやすくするための配慮も求められました。私は「私が最も幸せな瞬間」をテーマとして選択し、家族や仲間、友達が助けてくれることについて、シンガポールの方に手伝ってもらいながらプレゼンのスピーチ内容を考えました。私は文章を書くのは好きだったので、伝えたいことを日本語で表現するまではすぐに終わりましたが、それを英語に直すのが困難であり、だいぶ時間を使ってしまいました。日本文を英文になおすという作業に慣れていないために、自分だけのチカラではどうすることも出来ませんでした。シンガポールの方に手助けをしてもらいましたが、お互いに日本語、英語が片言だったので、わかってもらいたいことが思うように伝わらず、もどかしさを感じてしまう時もありました。それでもシンガポールの方は、私のプレゼンに対してアドバイスをくれて、深夜まで付き合ってくれました。ただスピーチを発表するのではなく、何も見ないで発表しなければならなかったので、内容が完成してからは必死に音読し、その日の夜はみんなで徹夜をしてあすのスピーチコンテストに向け頑張りました。この日に部屋替えがあり、シンガポールの方々と合同部屋になりました。合宿6日目、午前中はシンガポールの方々とクイズをしました。ひとつの問題が出され、解答者以外の人たちはヒントを出し合い、解答者が答えを導き出すというものでした。ヒントを出す側からしてみると簡単なようですが、実際に解答者側の立場に立つと全く答えが浮かびませんでした。日本語で説明して答えることはできても、英語に変わった瞬間にそれができなくなるのはやはり慣れていないためだと思いました。「習うより慣れろ」という言葉があるように、英語にも慣れが必要だと感じました。その後、ウイルハイムさん一家の家に行き、パンとクッキー作りをしました。みんなを代表してパン作りの一部分を体験させてもらいました。出来たばかりの焼きたてパンはとても美味しかったです。午後のスピーチコンテストに向け、一度みんなの前で発表する時間を設けられました。私をはじめ、みんなもスピーチの下書きを準備していましたが、それに頼りすぎてしまっているがために自分の感情が込められなくなり、何かを思い出しながら読んでいる暗唱の力となってしまいました。スピーチで大切なことは、自分の考えや意見等を相手に伝えること、元となる文章を知っているのは自分だけなのだから多少間違えたとしても全然気にならないと言われ、暗記に頼るのではなく自分が一番伝えたいことを分かってもらえるように堂々と発表しようと思いました。緊張というのはあまりなかったものの、いざ発表となると練習通りのスピーチをすることはできませんでしたが、無事に終えることが出来ました。終わってからスピーチを手助けしてくれたシンガポールの方に褒めてもらったときは、嬉しさと感謝の気持ちがこみ上げてきました。この日で授業の全てが終わりました。合宿7日目、早朝に宿舎を出発して知床半島エコツアーをしてきました。オシンコシの滝、世界自然遺産となっている知床国立公園に行き、北海道の雄大な自然を見て味わい、たくさんの写真も撮りながら楽しみました。知床国立公園ではバスの移動中やルートを回っている最中に、様々な場所で鹿を見つけました。お昼は、その鹿の肉を使ったハンバーガーを食べましたが、臭みなどは全然気にならず、普段食べているハンバーガーとは一味違った味で美味しかったです。夕方から夜にかけては、みんなでバーベキューをしました。火おこしをしている間にサロマ湖の前でサックスの生演奏を聴きました。これまでの合宿生活が振り返られ、心に響く音色でした。夕日に照らされ輝いているサロマ湖もまた格別でした。みんなで食べた肉、ホタテはもちろん、北海道の郷土料理であるちゃんちゃん焼きも美味しかったです。夕食後はミジンコのプレゼンを聞き、その後にシンガポールの方々からいきものがかりの「風は吹いている」の歌のプレゼントがあり、感動のあまり涙を流してしまいました。スピーチコンテストの賞品として、本を、さらに、持っていないということで電子辞書もいただき、シンガポールの方々ひとりひとりからは手紙をもらいました。頑張ってよかったと心の底から思いました。私たちからも感謝の意を込めて「世界に一つだけの花」を手話付きの歌で送ったときに、シンガポールの方々の涙を見て、またさらに号泣してしまいました。そして迎えた合宿最終日、お世話になった先生とウイルハイムさん一家とは宿舎でお別れだったために、とても切なく感じました。別れ際に子供達からもらった手紙のひとつひとつにはシのこの面影が残り、大切なものとなりました。バスで空港まで向かう時間というのは短く、あっという間にみんなとの別れの時間がやってきました。顔も知らない、みんなが初対面という状態から始まった合宿でしたが、別れが辛くなるほどこの合宿を通して絆は深まっていました。みんなが一つの部屋に集まり語り尽くした夜のひと時は、笑いの絶えない最高の時間でした。はじめは行くのが不安と緊張でいっぱいだった私ですが、合宿を終えた今は参加してよかったと思っています。学校の先生方がこの合宿の参加を勧めてくれたこと、感謝しています。「失敗を恐れてはいけない、あなたなら出来る」合宿先で教えてくれていた先生が何度も繰り返し言っていた言葉です。はじめから出来ないと決めつけることは、自らの可能性を自らが失わせてしまうことであり、自分の持っている力を発揮できません。失敗を恐れず積極的に挑戦することは、英語に限らず大切なことであり、自分の成長を引き出してくれるものだと思います。失敗をすることで得られるものというのはたくさんあるだけでなく、その分心に強く根付いて忘れ難くなるはずです。今、様々な経験を通して多くのことを感じ、学び、失敗をすることは必要だと思います。しかし、大切なのはその後であり、それらの経験で得られたものを生かし継続して初めて意味が成されると思います。苦手だと感じる英語と一週間向き合い、たくさん失敗もし、たくさんの感情も味わったことで英語に対する意識に変化が生まれました。その気持ちをこれからも持ち続け、日々の英語の学習に取り組んでいきたいです。一人では乗り越えることができなかった英語合宿も、この合宿で絆を結んだ仲間たちをはじめ、多くの人たちが私を支えてくれたからだと、改めて人と人とのつながりの大切さを感じました。北海道の自然豊かな地で国際交流をし、人との触れ合いを通じて学んだこと、貴重な時間を忘れずに今後の生活に生かしていきたいです。皆さんもこのような機会があったなら、積極的に参加することをお勧めします。いろいろなことにチャレンジして得られたものというのは、必ず自分に役立つかたちで返ってくるはずです。